• エゴノキの種子

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    夏が過ぎてエゴノキの果実もみずみずしさを失い、自然に皮がむけて、中の種子が顔を出した。その種子は風に運ばれるわけでもなく、やがて親の木の下に落ちてしまう。ただ、ヤマガラという鳥はこの種子を好み、種子を嘴で割って食べるだけでなく、地面や樹皮の下に隠す性質をもつ。隠した種子のうち、ヤマガラが食べなかった一部は芽生えることができる。つまりヤマガラは、エゴノキが子孫を残すのを助けているといえそうだ。

    update: 2021105
  • イロハモミジ(伊呂波紅葉)の種子

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    イロハモミジの種子が飛ぶ準備をしている。ひとつの種子につき一枚の羽がついていて、二つの種子が向かい合わせにくっついている。秋も深まると、双子のきょうだいのような二つの種子は分離して、それぞれ回転しながら旅立つ。どこに運ばれるかは風次第である。

    update: 2021105
  • ナツツバキ(夏椿)の果実

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    ナツツバキの果実は、水滴のような形をしていて、夏の間はタケノコの皮のようなものに包まれている。一見すると花のつぼみに見えるが、ナツツバキは越冬する花芽をつけない。秋から冬にかけて皮が剥がれ落ちて、固い五稜の果実が現れる。果実には裂け目があり、その隙間から種子がこぼれ落ちる。

    update: 2021105
  • エゴノキ

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・7月

    ひとこと

    エゴノキは果実が「えぐい」ためにその名がついた木である。その果実に穴がひとつ開いている。エゴヒゲナガゾウムシという虫が、卵を産みつけた穴のようだ。親の虫は、果肉部分を通り越して種子の中にまで穴をあけて卵を産むため、孵化した幼虫は種子の中身まで食べてしまう。幼虫にとっては食事つきの安全・快適なすみかだろうが、エゴノキにとっては迷惑な話である。

    update: 2021726
  • コノテガシワ(児手柏)

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・7月

    ひとこと

    コノテガシワは庭木に使われる針葉樹で、手のひらのような扁平な葉をつける。写真のように球果には金平糖のような突起が出る。じっと見ていると生き物の顔に見えてくるのが不思議である。

    update: 2021726
  • ナンキンハゼ(南京櫨)

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・7月

    ひとこと

    夏になるとナンキンハゼが細長い穂状の花をつける。花穂のうち大半の黄色い部分はおしべであるが、花穂の根元には、めしべの名残が何本か突き出ていて、種子が育っている。花からは蜜が出ていて、周囲には甘い香りが漂う。

    update: 2021726
  • ミズキ(水木)

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    園内・5月

    ひとこと

    ミズキの葉が毛虫に食われてボロボロになっていた。ミズキは雑木林の縁など日当たりの良い場所でよく育つ高木であるが、今年は害虫のキアシドクガ(黄脚毒蛾)が大量発生していて、ピンチの状態である。もう少しすると、白い成虫が飛び交うだろう。しかし、ミズキも葉を再生して対抗する準備をしている。

    update: 202154
  • コデマリ(小手))

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    園内・5月

    ひとこと

    コデマリ(小手毬)は、バラ科シモツケ属の低木で、五枚の花弁をもつ花が集まって集合花をつくる。和名は花を小さな毬に見立てたもの。どこか幾何学的な美しさがある。中国原産で、江戸時代から日本で栽培されてきた。

    update: 202154
  • サカキ(榊)

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    園内・5月

    ひとこと

    神前に供えるサカキ(榊)。その芽が開きかけている。サカキの芽は鎌のように曲がっているのが特徴だが、その曲がった先にまだ芽鱗(冬芽を包んでいた皮)がくっついている。冬のコートを脱ぎ捨てて葉を開く準備をしている。

    update: 202154
  • ヤマモモの雄花

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・3月

    ひとこと

    ヤマモモ(山桃)の雄花の蕾が、徐々に大きくなってきた。花といっても花弁はない。花粉は虫ではなく風に運ばせている。ヤマモモにはオスの株とメスの株があり、オスの株には花粉を出す雄花が、メスの株には赤い実になる雌花がつく。実は食用となるが、オスの株には実がつかない。

    update: 202133
  • 葉巻状のスイカズラの葉

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・3月

    ひとこと

    スイカズラ(吸葛)の葉が、「葉巻」の様に丸まっていた。葉の裏側には空気の出し入れをする気孔があり水分が蒸発しやすい。葉の裏側を包むように丸くなると効果的に乾燥を防げるのだろう。スイカズラは半落葉性のつる植物。今見られるのは冬を越した葉である。

    update: 202133
  • ハモグリバエのアート作品

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・3月

    ひとこと

    ハマヒサカキ(浜姫榊)の葉に描かれたアート作品。ハモグリバエというハエの幼虫が葉を食べながら移動し、その跡が白い線となって残ったもの。入口か出口らしきものが見える。天敵の寄生バチに捕まらないように進路を頻繁に変えるため、複雑な一筆書きになるという

    update: 202133