• ヤマモモの雄花

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・3月

    ひとこと

    ヤマモモ(山桃)の雄花の蕾が、徐々に大きくなってきた。花といっても花弁はない。花粉は虫ではなく風に運ばせている。ヤマモモにはオスの株とメスの株があり、オスの株には花粉を出す雄花が、メスの株には赤い実になる雌花がつく。実は食用となるが、オスの株には実がつかない。

    update: 202133
  • 葉巻状のスイカズラの葉

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・3月

    ひとこと

    スイカズラ(吸葛)の葉が、「葉巻」の様に丸まっていた。葉の裏側には空気の出し入れをする気孔があり水分が蒸発しやすい。葉の裏側を包むように丸くなると効果的に乾燥を防げるのだろう。スイカズラは半落葉性のつる植物。今見られるのは冬を越した葉である。

    update: 202133
  • ハモグリバエのアート作品

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・3月

    ひとこと

    ハマヒサカキ(浜姫榊)の葉に描かれたアート作品。ハモグリバエというハエの幼虫が葉を食べながら移動し、その跡が白い線となって残ったもの。入口か出口らしきものが見える。天敵の寄生バチに捕まらないように進路を頻繁に変えるため、複雑な一筆書きになるという

    update: 202133
  • クズの葉痕

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・1月

    ひとこと

    夏の間、はげしく樹木をおおっていたつる性のクズ(葛)だが、冬は葉を落として休んでいる。葉が落ちた痕(葉痕)が、動物の顔のように見える。目や口に見えるのが水や養分の輸送路であった維管束の痕。耳に見えるのは托葉痕。托葉は冬芽の時代に葉を包み守っていた葉に似た器官である。逆立った髪の毛に見えるのはこの春に開く冬芽。春に葉を出し、秋に葉を落とす作業を、毎年営々と行っている。

    update: 202121
  • カツラの実

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・1月

    ひとこと

    種子を飛ばす準備をしているカツラ(桂)の実。バナナのような実は二つに割れて、中から薄い羽のついた小さな種子が出て、風で散布される。頂部から伸びている細い針金のようなものは、めしべの名残。さまざまな方向に曲がっていておもしろい。花は早春、葉が開く前に咲く。花弁はないがめしべが鮮やかに赤い。

    update: 202121
  • カラスウリの実

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・1月

    ひとこと

    色があせたカラスウリ(烏瓜)の実が残っていた。夏の夜にひげの生えた白い花を咲かせ、やがて白い縦縞が入った緑の実が育ち、秋に熟して朱色に変わる。目立つ割には鳥が食べているのを見たことがない。どのように種子を散布されるのか不思議である。

    update: 202121
  • クヌギの幹と蛾

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    縦に深い溝が入るクヌギ(功刀)の幹に、蛾が止まっていた。蛾の色や模様がクヌギの幹と似ていて目立たない。冬に繁殖するフユシャク類の蛾のようだ。冬の到来を告げているように見える。

    update: 20201130
  • カクレミノの葉

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    カクレミノ(隠蓑)の古い葉が、黄色く色づいていた。一般に常緑樹であっても一部の古い葉は捨てて新しい葉と入れ替えているので、紅葉や黄葉が楽しめることがある。古い葉には裂け目が入り、三裂する葉が混じっている。三裂する葉の形を蓑に見立てたことが名の由来だという。特に幼木は裂け目のある葉が多い。

    update: 20201130
  • ハマヒサカキの花

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    ハマヒサカキ(浜姫榊)が花を咲かせていた。プロパンガスのような、たくあんのような強烈なにおいを放っていて、花の周りにはコバエが飛び交っていた。この木は海岸に多い常緑低木で、葉を蝶の翅のように立てるのが面白い。より葉の大きいヒサカキ(姫榊)は春に花を咲かせるが、においは似ていてやはり強烈だ。

    update: 20201130
  • エノキの葉

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    虫に食われたエノキ(榎)の葉。食べ残した葉脈がレースのように残っていた。葉脈には水や栄養を輸送する役割がある。このように網目状になっていれば、たとえ太い葉脈が寸断されても、迂回して輸送できる。

    update: 2020102
  • ガマズミの実

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    色づき始めたガマズミ(莢蒾)の実。日あたりの良いところから赤くなっている。ガマズミの実は熟すと食べられる。その実に含まれるポリフェノール類は、生活習慣病の予防に効果があるという。

    update: 2020102
  • ゴンズイの実

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    まるで大きな口が黒い球をくわえているようにも見えるゴンズイ(権萃)の実。しわのある赤い果実が熟すと、裂けて、中にあった黒光りする丸い種子があらわになる。トキリマメという植物も似たような実をつける。

    update: 2020102