上柚木の四季(樹木紹介)

「森の案内人」のエキスパートである渡辺博士が、四季折々の自然木の魅力を紹介します。

渡辺先生プロフイール

1963年生まれ
森林インストラクター
農学博士

著書に「公園・神社の樹木」「イタヤカエデはなぜ自らの幹を枯らすのか」があり、上柚木公園では年4回開催している樹木観察会の講師や樹木プレート(樹銘板)の監修をお願いしています。

次回樹木観察会、講座の予定

2月7日(日) 冬の樹木をを楽しもう
申し込み方法はイベント案内をご覧ください。

四季折々の樹木等の案内

  • クヌギの幹と蛾

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    縦に深い溝が入るクヌギ(功刀)の幹に、蛾が止まっていた。蛾の色や模様がクヌギの幹と似ていて目立たない。冬に繁殖するフユシャク類の蛾のようだ。冬の到来を告げているように見える。

    update: 2020.11.30
  • カクレミノの葉

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    カクレミノ(隠蓑)の古い葉が、黄色く色づいていた。一般に常緑樹であっても一部の古い葉は捨てて新しい葉と入れ替えているので、紅葉や黄葉が楽しめることがある。古い葉には裂け目が入り、三裂する葉が混じっている。三裂する葉の形を蓑に見立てたことが名の由来だという。特に幼木は裂け目のある葉が多い。

    update: 2020.11.30
  • ハマヒサカキの花

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    ハマヒサカキ(浜姫榊)が花を咲かせていた。プロパンガスのような、たくあんのような強烈なにおいを放っていて、花の周りにはコバエが飛び交っていた。この木は海岸に多い常緑低木で、葉を蝶の翅のように立てるのが面白い。より葉の大きいヒサカキ(姫榊)は春に花を咲かせるが、においは似ていてやはり強烈だ。

    update: 2020.11.30
  • エノキの葉

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    虫に食われたエノキ(榎)の葉。食べ残した葉脈がレースのように残っていた。葉脈には水や栄養を輸送する役割がある。このように網目状になっていれば、たとえ太い葉脈が寸断されても、迂回して輸送できる。

    update: 2020.10.2
  • ガマズミの実

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    色づき始めたガマズミ(莢蒾)の実。日あたりの良いところから赤くなっている。ガマズミの実は熟すと食べられる。その実に含まれるポリフェノール類は、生活習慣病の予防に効果があるという。

    update: 2020.10.2
  • ゴンズイの実

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    まるで大きな口が黒い球をくわえているようにも見えるゴンズイ(権萃)の実。しわのある赤い果実が熟すと、裂けて、中にあった黒光りする丸い種子があらわになる。トキリマメという植物も似たような実をつける。

    update: 2020.10.2
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