上柚木の四季(樹木紹介)

「森の案内人」のエキスパートである渡辺博士が、四季折々の自然木の魅力を紹介します。

渡辺先生プロフイール

1963年生まれ
森林インストラクター
農学博士

著書に「公園・神社の樹木」「イタヤカエデはなぜ自らの幹を枯らすのか」があり、上柚木公園では年4回開催している樹木観察会の講師や樹木プレート(樹銘板)の監修をお願いしています。

次回樹木観察会、講座の予定

令和3年8月8日(日)「公園散策の楽しみ方~スライドで学ぶ樹木~」
申し込み方法は下記イベント案内にてご確認ください。
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四季折々の樹木等の案内

  • エゴノキ

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・7月

    ひとこと

    エゴノキは果実が「えぐい」ためにその名がついた木である。その果実に穴がひとつ開いている。エゴヒゲナガゾウムシという虫が、卵を産みつけた穴のようだ。親の虫は、果肉部分を通り越して種子の中にまで穴をあけて卵を産むため、孵化した幼虫は種子の中身まで食べてしまう。幼虫にとっては食事つきの安全・快適なすみかだろうが、エゴノキにとっては迷惑な話である。

    update: 2021.7.26
  • コノテガシワ(児手柏)

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・7月

    ひとこと

    コノテガシワは庭木に使われる針葉樹で、手のひらのような扁平な葉をつける。写真のように球果には金平糖のような突起が出る。じっと見ていると生き物の顔に見えてくるのが不思議である。

    update: 2021.7.26
  • ナンキンハゼ(南京櫨)

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・7月

    ひとこと

    夏になるとナンキンハゼが細長い穂状の花をつける。花穂のうち大半の黄色い部分はおしべであるが、花穂の根元には、めしべの名残が何本か突き出ていて、種子が育っている。花からは蜜が出ていて、周囲には甘い香りが漂う。

    update: 2021.7.26
  • ミズキ(水木)

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    園内・5月

    ひとこと

    ミズキの葉が毛虫に食われてボロボロになっていた。ミズキは雑木林の縁など日当たりの良い場所でよく育つ高木であるが、今年は害虫のキアシドクガ(黄脚毒蛾)が大量発生していて、ピンチの状態である。もう少しすると、白い成虫が飛び交うだろう。しかし、ミズキも葉を再生して対抗する準備をしている。

    update: 2021.5.4
  • コデマリ(小手))

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    園内・5月

    ひとこと

    コデマリ(小手毬)は、バラ科シモツケ属の低木で、五枚の花弁をもつ花が集まって集合花をつくる。和名は花を小さな毬に見立てたもの。どこか幾何学的な美しさがある。中国原産で、江戸時代から日本で栽培されてきた。

    update: 2021.5.4
  • サカキ(榊)

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    園内・5月

    ひとこと

    神前に供えるサカキ(榊)。その芽が開きかけている。サカキの芽は鎌のように曲がっているのが特徴だが、その曲がった先にまだ芽鱗(冬芽を包んでいた皮)がくっついている。冬のコートを脱ぎ捨てて葉を開く準備をしている。

    update: 2021.5.4
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