上柚木の四季(樹木紹介)

「森の案内人」のエキスパートである渡辺博士が、四季折々の自然木の魅力を紹介します。

渡辺先生プロフイール

1963年生まれ
森林インストラクター
農学博士

著書に「公園・神社の樹木」「イタヤカエデはなぜ自らの幹を枯らすのか」があり、上柚木公園では年4回開催している樹木観察会の講師や樹木プレート(樹銘板)の監修をお願いしています。

次回樹木観察会、講座の予定

令和4年2月6日(日)「上柚木公園の冬の樹木を楽しもう」
申し込み方法は下記イベント案内にてご確認ください。
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四季折々の樹木等の案内

  • イロハモミジ

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    紅葉の美しい木の代表ともいえるイロハモミジ。イロハモミジは、樹冠の外側、つまり陽当たりのよい葉から先に紅葉していく。陽当たりの悪い樹冠の内側の葉はまだ緑色だ。樹木の種類によっては樹冠の内側から葉が色づいていくタイプもあり、紅葉の仕方も木によって個性がある。

    update: 2021.11.29
  • シラカシ

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    シラカシはまっすぐに伸びる常緑高木で、ドングリ(堅果)をつける。今年はシラカシの「なり年」のようで、園内のシラカシの下には大量のドングリが落ちている。シラカシのドングリは小粒で色が濃い。ウリの模様のように縦に筋が入るが、一方で、その帽子(殻斗)は横しま模様でかわいらしい。

    update: 2021.11.29
  • ガマズミ

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・11月

    ひとこと

    ガマズミは秋に赤い実をつける落葉低木。11月の今、確かに赤い実がついているが、なぜか春に咲くはずの花が・・・。今年の秋はいろいろな木に返り咲きの花が見られた。赤い実は酸っぱいが、ポリフェノールが豊富に含まれる。

    update: 2021.11.29
  • エゴノキの種子

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    夏が過ぎてエゴノキの果実もみずみずしさを失い、自然に皮がむけて、中の種子が顔を出した。その種子は風に運ばれるわけでもなく、やがて親の木の下に落ちてしまう。ただ、ヤマガラという鳥はこの種子を好み、種子を嘴で割って食べるだけでなく、地面や樹皮の下に隠す性質をもつ。隠した種子のうち、ヤマガラが食べなかった一部は芽生えることができる。つまりヤマガラは、エゴノキが子孫を残すのを助けているといえそうだ。

    update: 2021.10.5
  • イロハモミジ(伊呂波紅葉)の種子

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    イロハモミジの種子が飛ぶ準備をしている。ひとつの種子につき一枚の羽がついていて、二つの種子が向かい合わせにくっついている。秋も深まると、双子のきょうだいのような二つの種子は分離して、それぞれ回転しながら旅立つ。どこに運ばれるかは風次第である。

    update: 2021.10.5
  • ナツツバキ(夏椿)の果実

    投稿者

    渡辺一夫先生(森林インストラクター)

    撮影した場所・時期

    公園内・9月

    ひとこと

    ナツツバキの果実は、水滴のような形をしていて、夏の間はタケノコの皮のようなものに包まれている。一見すると花のつぼみに見えるが、ナツツバキは越冬する花芽をつけない。秋から冬にかけて皮が剥がれ落ちて、固い五稜の果実が現れる。果実には裂け目があり、その隙間から種子がこぼれ落ちる。

    update: 2021.10.5
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